花畑を身につける

わたしの爪はまあるい

と、この前は思ったけれど意外とそうでもないことに気づく。

落書きが楽しくてしょうがなかった頃

私は爪に絵を描いた。

お気に入りのカラーペンと修正液で

てんてんてんてん…

きれいにできた左右親指の花畑を隣の席の子にも見せたけど困惑されてしまった...!

ああ、確かに、隣の席の子が集合体恐怖症じゃなくてよかったな。

自信満々だったわたしは少し恥ずかしくなってしまった。

わたしは今、わたしの短くてぽてっとした爪に色をつけたい。

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