夕暮れは蒼
陽が落ちるのが早くなったな
夕焼けっていうより夕暮れ
夕暮れっていうよりもう暗い
住宅街、アパート
バタンとドアの閉まる音
車越しの声が聞こえる
「大きくなったねえ」
久しぶりの再会、だったのだろうか
ふいに思い出した、昔のこと
たぶんちょうど今くらいの暗さで
それはオレンジが暗い蒼色に溶けていくような時間帯、
数ヶ月ぶりに会ったおじいちゃん、とおばあちゃん
私はなんだか気恥ずかしくて
ちょっと緊張して
外行きモードのスイッチオンして
嬉しかったしめんどくさかった
素っ気ないようでとびきり私を甘やかしてくれた2人は、
いつまでも手の届かない人だった
気付けば車は遠ざかっていた
私は足を止めない
もっともっと、話がしたかったなあ
空には月、夕陽の名残り
kikusuku編集長のひなたです。演劇とテレビドラマと甘いものと寝ることが好き。立教大学大学院 現代心理学研究科・映像身体学専攻・博士前期課程修了。
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新しい落ち着きスポットができました。
ライター:まえだし
何故かモヤモヤする時は「朝映画」に行きます。
早朝に人が少ない映画館で、映画館で売っているパンとカフェラテを買って映画を観るのがお気に入りです。早朝に勉強をするとスッキリした頭に知識が入ってきて良いらしいですけど、それと似ています。スッキリした頭で映画を観ると、すごく素直で純粋な気持ちでホロホロと涙を流すことができます。そして涙を流すことでモヤモヤがどこかに飛んでいきます。
これ、オススメです。
さてさて、そんな私ですが、「朝映画」に負けない新たな落ち着きスポットを最近見つけました!今日はその話をします。
公園のあるベンチにて
ライター:カジノポン
随分近くを見すぎていたようだ。
いつもの公園のお気に入りの場所でぼーっとしている。
人で混み合っている場所は好きではないけれど、人の存在が感じられる場所はたぶん好きだ。
没頭。遮断。あるいは陶酔。
ライター:魚交
こないだイヤホンのなんか柔らかい奴がどっか行って、仕方なくサイズの合わない別のなんか柔らかい奴を使おうとしたら、一日でどっか行きました。
次の日街まで出て、某家電量販店でまったく同じイヤホンを買いました。買い直すのは2回目です。
1回目に買い直した時も、なんか柔らかい奴がどっか行ったからでした。
多分彼らには足がついていて、乱雑に扱われる日々に嫌気が差して
「こんなとこ出て行ってやる!」って旅に出たんだと思います。彼らの行く先に幸あれ。
それはさておき、僕はもうイヤホン、ひいては音楽なしでは生きられなくなりました。