2022年ドラマ振り返り座談会！【特別編】

2023-01-05 2023-02-22

kikusuku編集部

kikusukuでは、2022年の年末、ドラマ好きメンバーで一年間のドラマを振り返る座談会を行いました！その模様を【前・後編】にてお届けしています！（記事は下記より）

【特別編】では、座談会が盛り上がりすぎて、どうしても入りきらなかったトークを作品ごとに抜粋してお届けします！

　
　《座談会メンバーはこの3名‼》

小学生の頃から、深夜枠のドラマまで一通り情報を把握するのが習慣。未視聴ドラマの録画が永遠に溜まっています。

新ドラマの初回放送日を一気に調べてスケジュール帳に書き込む時の幸せは、何物にも代え難い！基本的にリアタイしたい派なので、生活はドラマの放送時間を軸にまわっています。

昔からテレビっ子でしたが、ドラマ好き具合には年々拍車がかかっています。最近は専らTverで後追い派。涙脆いので、ティッシュ片手にドラマを見ることも少なくないです。

～民放ドラマ～

『悪女（わる）～働くのがカッコ悪いなんて誰が言った？』

花村：元気の出るドラマだった！現実じゃありえないだろうなって展開なんだけど、今田美桜ちゃんと江口のり子さんの二人が演じることによって、毎回楽しく観ていられたな。

菅藤：1話を観た時、「ザ・日テレドラマ」って感じがあるのに、それと同じくらい「観たことない日テレドラマ」だ！とも思ったから、、、すごい高揚したなあ。

『未来への１０カウント』

菅藤：キムタクが出ているドラマって、やっぱり面白い！そして満島ひかりさんは私の女神様みたいな俳優さんなので、ふたりのお芝居を観ることができてとっても幸せだった。ありえないような展開はあるんだけど、それでもやっぱり、高校生たちと共に再生する夢破れた人、そのまっすぐな熱さ！という王道なものを、達者で新鮮なキャスティングで観れたなあという感じでした。

『やんごとなき一族』

花村：とにかくキャラが凄かった。特に松本若菜さんは、出てくるだけで笑っちゃうくらい強烈で(笑)他の人もそれに負けず劣らず強烈(笑)ストーリー的にも面白かったけど、このドラマを思い出そうとすると、各役のキャラの強さが1番に浮かぶかなぁ。でも私、主人公が毎回決め台詞を言う流れに少々疑問を感じていて。「憚りながら申しあげます。」って台詞、これは毎回言わなきゃいけないのかなぁとは思ってました(笑)

ひなた：それ分かる！なんか決め台詞って、途端にそれがフィクションだって思わされちゃうというか。『初恋の悪魔』大好きなんだけど、「マーヤのベールを剝ぎ取るんだ」の瞬間だけ毎回ちょっと現実に引き戻されてた(笑)それも愛しいんだけどね……。逆に『invert　城塚翡翠　倒叙集』みたいな、視聴者に投げかけてる節もあるような決め台詞だったら好きかな！『古畑任三郎』レベルのやつ(笑)

『恋なんて、本気でやってどうするの？』

花村：なんだろう……実際にああいう恋愛をしている人はいるのかもしれないけど、ドラマ、物語にして見るほどではないと感じてしまった(笑)例えば、友達のSNSの惚気投稿とか、普通に「あ、いいな」と思うけど、それを毎週すごい心待ちにしてはいない、みたいな(笑)

ひなた：すごい分かりやすい例え！私は、このタイトルからすごく現代的な感覚のドラマなのかな？と期待して見始めたら、それと真逆の180度違う方向性のものがきたから、びっくりしちゃったな、というドラマでした。

『吉祥寺ルーザーズ』『メンタル強め美女白川さん』『先生のお取り寄せ』

菅藤：メイクする時にタブレットで流しながら観てたんだけど、それがすごく心地よくて。なんか、日常生活の中にちょこっとあると嬉しいドラマというか。

ひなた：テレ東の深夜ドラマ、いいですよね。30分で観れるのも何気に嬉しい。私も『先生のお取り寄せ』ちょこちょこ観てて好きだった。メインの二人が愛しかったな。

～NHKドラマ～

『鎌倉殿の十三人』

菅藤：もう、圧倒的すぎて！最終回なんて茫然とする感じと高揚感が一気にやってきて大変でした。1年間決まった時間に観るっていう連続ドラマの醍醐味がすごく出ていた作品だったなあ。もちろん大河ドラマだから史実は変えられないものとしてあるんだけど、その史実と史実の間をつなぐ創作の力がとんでもなかったと思っていて。歴史をドラマにすることの豊かさが最大限出てたなって。放送終了後に毎回Twitterで感想を読むのも楽しかった。2022年といえば、鎌倉殿！(笑)

『恋せぬふたり』

ひなた：これはぜひ観てほしいな～。

菅藤：実は、落ち着いて大事に観ようと思って全話撮って、まだ観られてないの！どんなところがおすすめですか？

ひなた：まず、アロマンティック・アセクシュアルを取り扱ったドラマっていうのが多分今までなかったと思うから、そこは評価されてほしいなって。NHKドラマだからこそ、普及・啓発的な側面としても有効だろうし。それで言うと同じくNHKでやってた『作りたい女と食べたい女』もそういう側面があったと思う。それに、ドラマとして発信されることにすごく意味があったなあって。登場人物たちの感情を追いながら、他人事じゃない形で知ることができるというか。周りの人の寄り添い方も含めて、綺麗事ではない前向きさが描かれていたドラマだったと思います！

『17才の帝国』

ひなた：これまた啓発的な側面を持っていて、考えさせられるところの多い、とても良いドラマでした！学校とかで是非このドラマ観て話し合う授業をやってみてほしい。近未来的な演出や音楽もすごく良くて、主題歌も好きだったなあ。印象的だったのは星野源さんかな。しがらみの多い現実と、理想を追っていたい気持ちとの狭間にいる感じ、そのダークさ、バランスがとても魅力的で素敵だった！

菅藤：プロデューサーさんが『エルピス―希望、あるいは災い―』の佐野亜裕美さんなんだよね。

ひなた：そうなんです！『エルピス』で村井を演じてた岡部たかしさんも出演されてますよ。円安が進んだ日本って設定にもゾッとするし、「政治家さん全員、一回このドラマ観よう？」って思っています(笑)〈了〉

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トークが盛り上がりすぎて急遽、別記事でのお届けとなった『初恋の悪魔』編も近日公開！お楽しみに！