「また、」

今、どこで何をしているかもよく知らないけれど
あなたのことを、ふと思い出すことがあります

本当はもっと連絡したい
でも、どんな言葉を送れば良いのか分からないと思うのは逃げでしょうか

時の流れは早すぎるし、それ以上に遅い

元気にしてますか
今何してても、してなくても、どこにいても、そんなことは些細なことで
よく笑っていますか

美味しいものを美味しいと食べていますか
ちゃんと寝られていますか
浮かんでくるのはあなたの眼差しです

また久しぶりに会えるのであれば、その目の奥が変わっていないと良いなと思う

あなたは憶えてないだろうけど、あの時ふと話してくれたことを、あの言葉を、
時折思い返しては抱きしめているよ

あなたにとって、私はどんな人なんだろう
それは過去形になっているだろうか
私の中では?

私の手では届かないものもあるから
私にはできないことがあるから
人は全員の特別にはなれないものね

私の手が100本あればと思うけど、私の身体は一つ
有限という言葉の意味を思い知る

でも、もし、
もし私の手だからこそ握れる、
そんな日が来るのなら
どうか声をかけてほしい

そんな日は来なくとも
私を憶えていてくれるのなら、
いつでも声をかけてほしい

そうしたら、私たちの身体は一つで良かったと思えるだろう

あなたが、今日もどこかで生きていてくれたら、それで それだけで



また、連絡してもいいですか?

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