20代前半のリアルな恋愛価値観!匿名座談会その②〜愛は時間?自己犠牲?〜

kikusuku2月の特集テーマは【恋愛】

特集記事の一つとしてお届けした「恋」と「愛」はどう違う!?~現役大学生に聞いた恋愛アンケート結果まとめ~より、アンケート結果を見ながら、恋愛に対する感覚を赤裸々に語ります!

リアルな会話をお届けするため、今回は匿名座談会としてお届け!(※プライバシー保護のため、5人の発言を4人の会話として再編成したものを公開しています)
その①の内容はこちらから⇩

20代前半のリアルな恋愛価値観!匿名座談会その①〜恋愛はどれくらい大事?〜 | 掬 -kikusuku-(きくすく)

特集記事の一つとしてお届けした「恋」と「愛」はどう違う!?~現役大学生に聞いた恋愛アンケート結果まとめ~より、アンケート結果を見ながら、恋愛に対する感覚を語る…

「恋は自己満足、愛は自己犠牲」??

アンケート結果より、一部を抜粋
その他の回答はこちらから

青さん:次、Q4.いくね。「恋」と「愛」の違いは何か。

赤さん「恋は自己満足、愛は自己犠牲」っていう回答、気になる。

緑さん:切なすぎる〜。

黄さん:個人の意見だけど、恋愛においてじゃなくても、自己犠牲って考え方が基本的に苦手で。そういう風に捉えると個人的にはなんか……愛って何だよ、何様だよって思っちゃうんだよね。なんだろうな……多分恋の段階でもさ、自己犠牲はしちゃうことがあるじゃん。

赤さん:あるねえ。

黄さん:愛してるから犠牲になろうみたいな気持ちがあって、その結果辛くなって、例えば他の人に走っちゃったりとか…….。「愛してる人だから自己犠牲しよう」っていう心構えでいるのはなんか違くて、それこそ時間を重ねたりして、段階的に「何かしてあげたい」っていう気持ちになるのは良いけど、それも「自分がしたい」って思って「自分が出来たらスッキリするから」みたいな気持ちでいれるくらいの感じがいいな。

緑さん:確かに。

青さん:なんかむしろ愛ってなったら自己犠牲じゃ無くなるくらいの感じじゃない?犠牲にしてるってそもそも思わない気がする。

黄さん:そうそう。

赤さん『愛がなんだ』(監督:今泉力哉、2019)って映画でさ、岸井ゆきのが演じてた主人公は、自己犠牲だけどすごい利己的っていうか、“自己犠牲だけどめっちゃ独りよがり”だったなと思う。だからそういう意味で言うと確かに愛じゃないなって。

緑さん:確かになぁ〜。

赤さん:愛ってなんだ……。

青さん:愛がなんだ〜!(笑)

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「愛は時間」??

赤さん:個人的に、一人の人と5年ぐらい付き合わないと、愛と恋の違いとか言えないなーっていう風にも思っちゃってて。今はまだ分かんないなーっていう、なんとなくね。付き合うとかじゃなくても、いわゆる恋人関係じゃなくて、例えば家族とか友達とかで考えると、やっぱり長い付き合いってなるかなと思って。そういう意味で言うと、愛は時間っていうか……そういうイメージがある。違うかな、わかんない。

緑さん:難しいよね。こうパッと、この人だって思うことはあっても、それは愛じゃなくて恋なのであって、結局愛がちゃんと育まれていくには時間が必要なのかなーっていう感じはするよね。

青さん:例えば、失恋するタイミングを逃してもう愛まで来ちゃった、みたいなのも本当に時間だなと思う。まだ恋の段階の時って、振られたら“失恋”って言葉があるけど、愛までいっちゃうとさ……“失愛”って言葉って聞いたこと無いなって。

一同 :確かに~!

青さん:むしろ消えないから、愛なのかもしれないなあと思ったり。積み重なったものってさ、どうしても消せないというか。

緑さん:確かに愛までいくと、理由が無くなってくるよね。恋だったら好きなところとかいっぱいあるし、好きな理由も喋れる。けど、愛までいっちゃうと「なんかいやでも…愛……だからさ……」みたいな。もう言葉がそれ以上無くなっちゃうかも。

青さん:美味しいものを「どうして美味しいと思うの?」って聞かれても答えられないのと一緒、みたいな。苦手な食べ物も同じようにさ、なんで苦手か説明できないし。まずいもんはまずいじゃんって。

赤さん:愛も恋も、失う時=嫌いになった時ってことなのかな。

青さん恋に関しては「冷めた」時な気がするな、嫌いっていうよりは。関心が無くなる、みたいな。単純にときめかないっていうのもありそうだけど。あとは、相手の嫌なところが見えた時とか。

緑さん:アンケートでもそういう回答あったよね……これだ。「自分が思っていたのと違う部分が見えても受け入れることが出来るかどうか。相手の知らなかった部分を知った時に裏切られたと感じるのではなく、見れたことを嬉しく思ったりそれでも好きでいられるなら愛であると感じる」

赤さん:なるほどね〜。

恋人の「嫌な部分」を正直に伝えられる?

黄さん:嫌なところを見ても、誰に対してもちょっとは「我慢しよう」みたいな気持ちか「受け入れよう」みたいな気持ちに一旦なるのは、愛情深い人間ってことですか ……?(笑)

緑さん:それは愛情深い人間だよ〜(ニコニコ)。

赤さんでも距離の近い相手にそれを出来るかどうかっていうのが大きい気がする。恋人とか友達じゃなくて、例えば電車の中とかで「なんかこの人やだな」って思う人がいても諦めがつくのは、自分にとって距離の近い相手じゃないからなのかな。

青さん:ある種どうでもいいというか。自分の大切な、心のパーソナルスペースにこの人は入らないから

黄さん:それもありそうだね。自分は恋人とかに対して嫌だなって思ったことは言うんだけど、みんなはどうですか?

青さん:恋人に嫌だなって思ったところを伝えるっていうのを、私は一生出来なくて。それですぐに別れちゃう人間なんだけど……。「それは人と向き合ってないんじゃない」みたいな風に言われたことがあって。実際自分でもそうだなって思うんだけど、向き合いたいと思えるほど好きでもない、って気付いちゃって諦めちゃうんだよね。

赤さん:恋人ではないけど、例えば友達とかは結構そういう事例あるなと思って。その人のこと好きだけど、それは良くないって思うってこととかはある。どうでもいい人だったら関係を徐々に絶っていくんだろうけど、関係が続いてる人だったら言う。信頼してるから言うなーと思って。

青さん:信頼かあ。

赤さん:それを言ったことが原因で、自分がその人から嫌われたりしないっていうような信頼もあるし、その人のことを好きだから言いたいってむしろ思う。言えない時もあるけどね。

青さん:なるほど。

黄さん:恋人に対してとかだったら、結構「一生付き合いが続くんだろうな」って思い込みがあるかも。頭の片隅では「別れてもいいんだろうな」みたいなのはあるんだけど。付き合いが続いてくのであれば、自分が嫌なことをずっとは我慢できないし、言いたくなるかな。自分の中で言葉を整理してからだけど、伝えるようにしてる。

緑さん:ずっと続いてくっていう前提を持ってるのは大きいかもしれないね。

黄さん:自分の中ではめっちゃ歩み寄るタイプというか。歩み寄るし、そっぽ向いてたら「こっち向いてよ~!話し合おうぜ!」みたいな(笑)。そこで「話し合いません」みたいなオーラ出されたら、もう多分この人は無理だなってなるけどね。お互い話し合って「無理だね、じゃあさようなら」とか「じゃあここ直せそうなら続けていけるね」みたいな気持ちでいけるかも。自分の中でコミュニケーションとかが取れなくてモヤモヤしてる方がちょっと苦手。別れるにしてもなんとなく分かってほしいっていう気持ちがちょっと出ちゃうのかな。

価値観の違いを知ること、影響されること

緑さん:この前『働かないでたらふく食べたい「生の負債」からの解放』(著:栗原康)っていう本を読んで。本の中で伊藤野枝さんって方が出てきたんだけど、いろんな恋愛をしてきた方で。ある人と付き合って反対を押し切って結婚して逃げて、逃げた先でそれが辛くなっちゃって他の恋愛して、みたいな。自由な心を持ってるのはいいことだなって捉え方も出来るし、でも実際に自分の場合を想像してみると、すごい嫌だなとも思って。


青さんポリアモリーって言うんだよね、確か。複数の人と恋愛関係を持つこと。そもそも、一人のパートナーと結婚するみたいなのは、めっちゃ社会的に構築された概念だっていう話もあって。もちろん「浮気されたらすごい嫌だ」って思うのは間違ってない感情だけど、そういう社会のもとに生まれているんだなっていう。結婚と恋愛みたいなのはまさにでもそれだよね。

黄さん:なるほどね。少子化少子化言われてるし、我々の価値観もそのうち変わるのかな。

緑さん:どうだろうね〜。

赤さん:例えば、フランスとかは割と婚外子が多いらしい。自由に恋愛して、結婚することが愛の証みたいにはなってないのかな。だから結婚しない人が多い。

青さん:そうなんだ!

赤さん:日本だとさ、婚外子だと制度的にも文化的にも不都合なことが多いよね。そういうのも日本の少子化に関係あるんじゃないかなあ。フランスだと社会的に差別を受けたりしないだろうし。だからそういう意味で言うと、制度的に色々変わっていく可能性はあるよね。

黄さんオープンリレーションシップっていうのもあってさ。相手の同意を得た上で、夫/妻じゃない人と恋愛してもいいっていう。日本でも取り入れてる夫婦はいるみたい。

青さん:へ〜。それを相手が理解してくれる人だったら良いけど、そうじゃなかった場合は不倫してるってことになるよね。そこをオープンにしていくんだ。

赤さん:実際どうかは分かんないけど、例えば恋人に他に好きな人(や恋人)がいたとしても、自分とその人との関係がそんなに変わらないんだったらいいかなと思っちゃうかも。自分との関係が大きく変わってきたら、きっとそれは嫌なんだろうけど。というか、そういう恐れがあるからきっと嫌なんだろうな。でも、知らないところで他の人と付き合ってたりしても別に傷つかないかも。

黄さん:その人の中で自分の優先順位が下がったりする危険性とか、自分に対する態度が変わっちゃうのは嫌だからっていうのはあるよね。

緑さん:自分より大切な存在ができたら、今の関係が変わるんじゃないかとは思っちゃうし、単純に嫉妬もあるだろうし……。色んな恋愛の形があるんだねえ。難しいなあ。

座談会その③へ続く


あなたの考える「恋」と「愛」の違いは何ですか?ページ下部のコメント欄やSNS(#きくすく )で教えてくださいね!
次回、その③はいよいよ最終回となります!最後までお楽しみに!

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