20代前半のリアルな恋愛価値観!匿名座談会その①〜恋愛はどれくらい大事?〜

kikusuku2月の特集テーマは【恋愛】

特集記事の一つとしてお届けした「恋」と「愛」はどう違う!?~現役大学生に聞いた恋愛アンケート結果まとめ~より、アンケート結果を見ながら、恋愛に対する感覚を赤裸々に語ります!

リアルな会話をお届けするため、今回は匿名座談会としてお届け!(※プライバシー保護のため、5人の発言を4人の会話として再編成したものを公開しています)
座談会その①は「恋愛」がどれくらい大事か、恋と愛の間のグラデーションについてなど、盛りだくさんの内容です!


恋愛ってどれくらい大事?

アンケートQ1.あなたの人生において「恋愛」はどれくらい大切ですか?より

※「大切でない」を1、「大切」を10として10段階評価

回答の理由など、詳細はこちらから

赤さん:この回答結果は割と、思ったより下ぶれてるっていうか。低く評価してる人が多いなって。3がこんなにいっぱいいるんだなっていう印象を最初に受けたかな。(編集部註:「3」と回答した人が最も多く、約27%を占めた。)

青さん:3なんだ、って感じだよね。アンケート対象が限られてるし、多少偏りはあると思うけど。

緑さん:回答全体を見ると、割と「好きな人ができたら恋愛したいけど、別にそういう機会が無ければ特に恋人が欲しいとは思わない」みたいな感じの人が多いね。だから3が多いのかも。

黄さん:なんか、恋愛がどのくらいの割合かっていうよりも、恋人(の存在)がどのくらいの割合かみたいなの方が自分的にはしっくりくる感じがして。例えば恋人がいない時とかだったら、無理して作ろうとか、居ないとダメだ!みたいな風にはならないし、いる時だったら大切にしたいなって思うから。いる時だと多分割合は高くなるかもしれない。

赤さん:めっちゃ同じこと思った。

青さん:そういう人が多いからこそ、この結果なのかな。でも、自分が今恋してる・してないとか、恋人いる・いないに関係無く、1から10で答えたら「ずっと10です」みたいな人もいるよね?

赤さん:多分いるでしょ、普通に。いるし……何だろう、割と世間の基準はどっちかっていうと「恋人はいた方がいい」っていう基準がなんかなんとなくあるから。一般的に考えたらそういうタイプの人が多いというのはあるかもね。

青さん:そうだね。でも、時代の流れとして恋愛の優先順位が昔より下がってるのは確かなんじゃないかな。

黄さん:学生の時は、恋愛はプライベートの一部だけど、プライベートの中で順位が低めだったりしたな。特に卒業制作は楽しかったし忙しかったし、充実してて、そこに割く時間・思いの方が大きかった。

青さん:恋愛の他に興味あること・熱中することがあると、より優先度は下がるよね。緑さんはどう?

緑さん:なんだろう、恋愛が大切というよりもその人が大切になっちゃうから。バーンって行っちゃう。その人が大切になっちゃうよね。

青さん恋人優先しちゃう説ねえー。むしろ恋人いない時に恋愛どれくらい大切?っていう方がみんな同じ基準で話せるのかな。

緑さん:でも(恋人が)出来ても、友達が泣いてたりしたら私は友達に行くよ。恋人が居なくて仕事が忙しかったら仕事に100全振りしちゃうし。0・100だからな、あんまり参考にならない(笑)。

青さん:一人は一人で楽しいからね、間違いなく。

緑さん:そうなのよ。私、一人っ子なのもあって、一人の時間が絶対的に必要なんだよね。

青さん:社会的な感じで言えば「恋愛したい」とか「恋人欲しい」という気持ちが常にあるというのがスタンダードのようなイメージはあるけど、実際のところ、自分の周りの人みんなに恋人いるかっていうと別に……「いない」とか「そこまで恋愛に興味ないです」も全然いるし、このアンケートの結果自体もそんなにだし。

赤さん:20代で恋人いる人、確か3割ぐらいだった気がする。(※1)

緑さん:まじ?

赤さん:しかも「恋人がいる」って答えた割合、女性の方が多くて、男性の方が少ないから、1人の男が複数の女の子と付き合ってるっていう事がもう分かっちゃうよねっていう(笑)

青さん:怖いな(笑)

赤さん:女の子は付き合ってると思ってるけど、男の子はそう思ってない、みたいな事案が発生してるから。やばいです。

黄さん:やばいね、それは(笑)

緑さん:いやでも、歳を重ねるごとに「じゃあ付き合いましょう!」「好きです。付き合ってください!」を真っ当にやる人口が減ってくるよね。明確に言わない人も出てくる

赤さん:でも逆に、告白文化って東アジアだけらしいよ。だから“なんとなく恋人っぽい”関係性も、意外と普通なんだろうなって思うけど。

青さん:へー、そうなんだ!感覚って必ずしも一致しないというか、むしろズレのあるものだからなあ。なんとなくで関係を深めていけちゃうのは、何というか、すごいね。

(※1)……リクルートブライダル総研の調査によると「20~40代未婚男女のうち、恋人がいる人の割合は33.4%、恋人がいない人の割合は66.6%」(2021年)ーー参考『恋愛・婚活|マーケットを読む|ブライダル総研

恋愛コンテンツは、自分事じゃないから楽しめる

アンケート結果より、一部を抜粋
その他の回答はこちらから

赤さん:この回答気になる。恋愛の重要度が4で「自分に関わるという点での重要度はないが作品創作鑑賞においての恋愛は大切なため」っていう理由。

青さん:面白いね。確かに恋愛はかなり作品に出てくる要素だもんね。

黄さん:「恋愛漫画などは好きだし楽しめる」「漫画は興味あるけど、現実には自分は興味ない」みたいな回答もあるね。

緑さん:例えば腐女子の文化は「自分事にならない」の究極形だよね。

赤さん:確かに。BLなら女性である自分は全く関与しなくていいから、切り離せて楽しめるみたいな話、聞いたことある。女の子と男の子の恋愛だと片方は女性になるから、どうしても自分と関連してきちゃうけど。

青さん:なるほどなあ。ほんとコンテンツって感じだね。

赤さん:床と天井のBLっていうのがあるらしくて。お互いに見つめ合ってるけど絶対に触れられない関係性のことを言うらしい。

緑さん:なるほどね〜!

黄さん:おもしろい(笑)

赤さん:そういう関係性に萌えるんだって。想像力すごいなと思って。

青さん:最初にその例えした人、すごい。

黄さん:違う性別同士だとしても、きっと床と天井はあるわけじゃん。でも、客観的に見ないとわかんないから、その距離感が本当にそうなのかはわからない。自分事ではできないことだね。

青さん:ちょっと違う話だけど、人狼ゲームとかやる時、プレイ側よりも早々に負ける・殺されて見てる方(全ての配役を知っている状況)がむしろ楽しいね、みたいな現象あるじゃん。そのちょっと外側の“当事者じゃないところ”から俯瞰して全部わかってて見てる、みたいな人。

緑さん:「あの人嘘ついてるな~」みたいな。

青さん:そうそう。その感じで、恋愛も自分が当事者じゃないとか、自分ごとじゃないからこその面白さ・楽しさっていうのもあるのかもしれない。

黄さん:確かに〜。

恋と愛はグラデーション?カラフル?ケーキ??

アンケート結果より、一部を抜粋
その他の回答はこちらから

青さん:次、Q2とQ3まとめていこうか。それぞれ「恋」と「愛」を色に例えるなら、って質問だね。

緑さん:恋の方、すごいね。ピンクめっちゃいるな。

黄さん:なんかさ、恋はピンクが多くて愛は赤が多いじゃん。グラデーションできるやつじゃない?一応ピンクって言ってるけど、人によって、薄めなのかちょっと濃いめなのか、例えば赤とピンクの2つに分けてるけど、その中間地点のところにいるよ、みたいな人も居るのかなって。

青さん:確かにね。一人ひとり思い浮かべてる「ピンク」と「赤」は違うかも。

黄さん:例えば、私がそれぞれに色をつけるとして、愛はちょっと爽やかなイメージで若草色、恋をピンクだとするね。その間……グラデーションしたら汚くなりそうな色だな(笑)。でもその“あいだの何か”みたいなのもの、もしかしたらあるのかなと思う。

赤さん:確かにねー。

青さん:恋はピンクって答えた人は、愛は赤って答えてるのが多いのかな、どうなんだろう?

緑さん:意外と多そうだよ。でも愛の方が多様かも。黒とか紫、黒黄色、青、緑、オレンジ、透明、無色……。

黄さん:グラデーションて言ったけど、「腹立つ〜!」ってタイミングとか「めっちゃ好き~!」みたいな時とか。そのタイミングによって色も変わるのかなって思うと、もっとカラフルなのかもしれない。例えば、さっきの「自分は恋愛してないけどコンテンツとして楽しんでいる人」とかから見ると、結構甘いイメージだろうし。

青さん:なるほどー。だからピンクっていう回答が多いのかもしれないね。

緑さん:分かりやすく視覚で表す時は、ピンクにされがちだよね。

赤さん:そもそも、何でそこがピンクなんだろうね。

緑さん:ハートマークって何でピンクが多いんだろうね。赤じゃね?って思うんだけど。心臓だったら赤だよね。でもピンクもあるのかな。

青さん:なるほど。アンケートでピンクって答えた人の理由で「キラキラしていて、でも不安定な感じが恋にもピンクにも含まれているから」っていうのがある。割と納得いくなあ。

緑さん:「頬を桃色に染めるから」という答えが。

黄さん:可愛い。

緑さん:カワイイ。桃色。でもやっぱみんな「ハートがよくピンクや赤で表現されるから」って書いてるね。

黄さん:そもそも、恋愛を表す記号はハートだけじゃないよね、わかんないけど。恋愛してたとしても、めっちゃ星~☆彡みたいな人とかも、ダイヤ~♦♢みたいな人もきっといるじゃん。

緑さん:何だっけ、ケーキで表すのもあるよね。

赤さん:なになに?ケーキ?

緑さん:そう。カップケーキの絵文字で表す、恋愛しない人っていうか。「恋愛なんてどうでもいいじゃん。ケーキ美味しいし」「セクシャルなことより、ケーキ食べた方がよくない?ケーキ美味しいし」っていう意味だった気がする。LGBTQだったら虹の旗のマーク(※2)じゃん。アセクシャルはそれがカップケーキなの。可愛いって思ってそれだけ覚えてる。「ケーキを一緒に食べる」っていう行為や時間が大切っていう考え方がいいなって思う。(編集部註:SNSなどで使われている、非公式のマーク)

(※2)……参考 『レインボー・フラッグ|Magazine for LGBTQ+Ally - PRIDE JAPAN

座談会その②へ続く


20代のリアルな価値観が詰まった座談会はいかがでしたか?
その②では「恋」と「愛」の違いについてのトークをお届けします!お楽しみに!

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