essay
「かたちを持たない私と、」#1

私は、一体何と、誰と「ともに」生きているだろうか。私は、本当にたくさんの物や人たちとともに生きている。例えば、さっき食べたお米。そのお米を作った農家さん。お米を運搬してくれた配送業の人、スーパーの人……。「人は一人では生きられない」なんて言うけれど、本当にその通りだ。私は私の知らない無数の物や人のお陰で生きている。
でもなんだか、実感は湧きづらい。もっと近くで「ともに」生きているものは?

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コラム
映像身体学が唱える「第三の目」ならぬ「第三の知覚」って!?ひとことテツガク第3回 

前回まで2回にわたって、<知覚>シリーズをお届けしてきました。
今回はいよいよ最終回!
前回までの内容を振り返りながら、映像身体学の提唱する「第三の知覚」について見ていきます!

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コラム
機械は精密で無関心な知覚を持っている!?ひとことテツガク第2回<機械による知覚>

「写真映りがいい/悪い」なんて言うこともありますが、カメラに映った姿は、私たちが直接見ているものと何か違うなあと感じたこと、ありませんか?もしかしたら、カメラには、私たち人間とは違う世界が見えているのかもしれない。そう思うと、なんだか少しドキドキしてきますね。では、私たちの眼で見る世界とカメラが捉える世界は、どんな違いを持っているのでしょうか?

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essay
ひなたの「はじめに」

ゆっくりとしか、歩けなくなる時があります。それは本当にゆっくりと、一歩ずつ、その足の動きを、重さを、感じ取りながら。もうちょっと早く歩きたいなあと思っても、身体が言うことを聞かないんです。 それは例えば バイトでくったく […]

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