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「誰と」ともに生きるのか

「ともに生きる」。「ともに」って、一体誰を指しているんだろう。

家族や恋人、友人、学校のクラスメイトや職場の同僚、日常の中での人間関係を思い出してみる。日常的な人間関係の中で価値観が合わないと感じる瞬間はたくさんある。しかし、価値観の違う他者のことも尊重しなければいけない。これが難しい。時には誰かを守るために、他の誰かを悪く言わなければいけない時もある。複数の価値観や利害が衝突するような、そういう困難な状況に僕らは置かれている。

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ラブラブを愛さない

長続きしているカップル」や「仲が良いカップル」が一律で「ラブラブ」と形容されるの、何とかならないんだろうか。

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靴底と指紋:ともに生きる

 近年稀に見る酷い靴擦れをした。よりによって両足の裏、一歩踏み出すごとに呻き声を出しながら家の中をそろりそろりと移動するしかなくて、なぜあの日あの靴を履いてしまったんだとしょんぼりする。新品でもなんでもない、昨年も一昨年 […]

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マモルです。自己照会。

「なぁなぁ、お前マモルの事どう思う?」 「おぉーなんだよビビったわ〜」 「てかそもそもマモルって知ってる?」 「いやそれは知ってるよ、映像身体学科に所属してたやつっしょ?」 「そう」 「で、結構活発に映像作品とか作ってた […]

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異国情緒、私の風景

 この皮膚のどこを切り出したら、あなたに私のことを紹介できるだろうか。  私に宿る数多の手触り、境目のない体温からまずどれかひとつを選び取って初対面のあなたに手渡さなければならない、その瞬間にいつまで経っても緊張する。緩 […]

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