essay
“脳内おしゃべりさん”

最近ようやく、ボーッとすることができるようになってきた。
ボーッとすることに“できる”もなにもないよ、と思われる方もいるかもしれないが、私にとってボーッとするというのは難易度の高いことなのだ。何故なら、私は”脳内おしゃべりさん”だから。‥‥‥

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夜な夜なピクニック

10年間都会に通い続けているわたしよりも 上京して5年目の君のほうが よっぽど都会の人の顔が上手い 頭の中よりも絡まっているメトロの路線図 ・ ・ ・ ・ まだ見ぬ相手の名前      飴玉を転がすように         […]

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essay
或る夏の話。それは、或るおんなのこの話。

〜舞台『夏の砂の上』を観て〜 優子のような人物に必ず憧れてしまう。 わたしのなりたい“特別なおんなのこ”がそこにいた。 幕が上がると、そこには茹だるような暑さの長崎。 田中圭さん演じる小浦治と、西田尚美さん演じる妻の恵子 […]

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column
ミーニージャーニー紀行その1 池袋編

旅ってなんだろう。 飛行機を使えばもちろん旅。 知らない場所で一泊すればそれもまた旅。でも旅はもっと身近にあるはずだ。 なぜなら「新しい発見」さえあれば、それはもう立派な旅だからだ。 Googleマップのアプリを閉じて旅 […]

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「かたちを持たない私と、」<終>

「ここにいない人と踊ってみませんか」とあるワークショップ。ふいに私の前に投げかけられたその言葉は、驚くほどすんなりと私の身体の内に入ってきた。
ここにいない人と踊る。
そんなこと、本当にできるのだろうか?***私が「ここにいない人」と聞いてすぐに思い浮かべたのは、死者の存在だった。

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